第五水準のリーダーシップを目指す

先日の経営品質革新の基礎コースで、第五水準のリーダーシップを説明しました。
そのときに、受講生の方から、第一から第四は何かと質問されました。

第一水準とは、自らの才能や知識、スキル、勤勉さによって生産的な仕事をする「有能な個人」です。

第二水準とは、組織目標の達成のために自分の能力を発揮し、組織のなかで他の人たちとうまく協力する「組織に寄与する個人」です。

第三水準とは、人と資源を組織化し、決められた目標を効率的に効果的に追求する「有能な管理者」です。

第四水準とは、明確で説得力のあるビジョンへの支持と、ビジョンの実現に向けた努力を生み出し、これまでより高い水準に向けた業績を達成するよう組織に刺激を与える「有能な経営者」です。

そして第五水準は、個人としての謙虚さと職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる「第五水準の経営者」です。

出典は、「ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則」です。

著者のジェームズ・C・コリンズは、必ずしも順番にあがっていくものではないといっています。
その意味で、私たちは、最初から第五水準の経営者を目指すこともできます。

そのためには、革新の基礎でも勉強したように、
自らに自信を持つとともに、周りの人も、自分と同じくらい一生懸命組織をよくしようと努力している存在なのだと捉え、自らの気づきを行動につなげていくことが重要なのではないでしょうか?

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