経営品質を意識した経営デザインのまとめ方2

前回は6つのプロセスを紹介した。

そして、背景にある2つのロジックを紹介した。
一つは、問題発見プロセスになっていること
もう一つは、3C分析が組み込まれていること

次に、ビジョンを明確にすることが組み込まれている。
ビジョンとはビジュアルという言葉があるように、見るということと関係がある。
本当のビジョンとは、こうなりたい、というものではなく、
私にはこう見える、というのがビジョンである。

だから、環境の変化を見通すということが必要になる。
大きな環境変化を考える際は、PESTEL分析を用いる
PはPolitics(政治)の環境変化:大きくは地政学、アメリカと中国の覇権の問題から
日本の政治、政権の意識、中央と地方の関係

EはEconomy(経済)の環境変化:資本主義のあり方、グローバルサプライチェーン
から、景気循環、マネー、財政

SはSociety(社会)の環境変化:SDGsでの貧困、医療、教育の課題解決の意思、分断の問題、世代による意識の違い、少子高齢化の問題、地方創生

TはTechnology(技術)の環境変化:ICT、AI、バイオ技術、

EはEnvironment(環境)の変化:環境に関わる問題の変化

LはLaw(法律)の変化:個人情報の扱い、医療に関わる法的解釈の変更

その大きな変化の中で3Cでもある

顧客の変化:対象やニーズ
競合の変化:競合組織の変化、これまでは競合と考えられなかった領域との競合(健康関係)
リソースの変化:ノウハウ、技術、設備の変化

こうしたものをベースに将来はどうなる姿が見えるのか
医療環境はどう変わって行くのか、病院に期待されるものは何か
どんな病院になっている姿が見えるのか

これを組織のメンバーがありありと見て、感じることができるビジョンになっているかを確認する





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