日本版医療MB賞クオリティクラブ発足

2009年3月24日

とうとう、日本版医療MB賞クオリティクラブが発足した。
これは、過去4年間行われてきた、日本版医療MB賞研究会を発展させたものである。
その特徴は、日本経営品質賞(アメリカのマルコムボルドリッジ賞、MB賞)をベースに医療組織のマネジメント能力の向上を図るための考え方を共有し、実践をうながすということである。

経営品質の経営の特徴は、長期の視点、全体最適の視点から、患者や家族、従業員、地域の期待を上回る価値を提供し、最終的に維持・向上のための原資となる利益を得るという考え方である。
顧客や従業員を犠牲にしてまっすぐ利益を得る手段を否定し、短期的な視点の限界を強調している。

研究会では、これまで主に実践事例を共有してきたが、クオリティクラブでは、本格的に経営品質の考え方をより学習する面を強化し、医療組織の経営を行える人材を養成していく。
さらに、優れた経営の実践に取り組む病院に対して、クオリティクラス認証(JHQC)を行う。

運営は、財団法人日本生産性本部、運営委員長には、多摩大学 真野俊樹教授、審査委員長には、日本経営品質賞 制度検討委員長 水町浩之(NECラーニング エグゼクティブコンサルタント)がつくことになった。

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