4期HSP講義に参加して

 HSP4期講義に出席し、その後、1期から4期の忘年会に参加しました。講義は、亀田総合病院の外科医、外山先生で、日本の医療政策についてのお話でした。彼のメッセージは三つ。医療費をもっと増やせ、専門医教育をもっと充実させろ、市民・患者の意識改革を行うべき、ということでした。内容はまさにごもっともで、HSPの参加者がいつも問題意識を持っている内容ばかりでした。
 特に私としては、市民の方の健康に対する意識(医療費がどの程度かかっているのか、日本の医療の質はどの程度であるのか、日本の医学教育はどうなっているのか、といったことに関しての知識や関心を持つ)が不足していることは実感しています。そもそも、政治に関心が薄く、依存体質の強い市民がおり、何でも批判するが、自分は何もしないという市民が大勢を占めているようでは、医療という領域においても患者中心型の医療を実現することは難しいでしょう。患者中心の医療を実現するのは、市民の意識や行動が変わって初めて実現できることと思います。
 できれば市民が医療について正しい情報の基に真剣に考える機会を作ることができればいいな、と思います。他人ごとではなく、自分の健康は自分で守ることを基本に、自分の能力だけでは守れなくなったときに、医療提供者の力を借りるというのが本筋ではないかと思います。
 

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