リーダーシップに求められる4つの能力-2

リーダーシップに求められる二つ目の能力はリレイティングです。

これは、信頼関係を構築する能力のことです。特に、リーダーとは現状認識が異なる人との信頼関係を構築し、アクティブな関係を創り上げる能力のことです。具体的には、三つの主要な方法があります。インクアイアリング、アドボケイティング、コネクティングです。

インクアイアリングとは傾聴のことだと理解しています。他人の考えと感情をそのまま理解することです。判断を一時的にやめ、なぜその人がそういう結論に至ったのかをよく理解し、どのように理解したかを説明することです。もしこれをしないと相手との間でコンフリクトが生じるそうです。

アドボケイティングとは、自分の考えていることを、理由も含めてきちんと説明することです。説得ではなく、説明のプロセスを通じて相手のやる気を高めることだそうです。サウスウェストエアラインのハーバート・ケレハーは、行動を通じて、自らの信念を説明しています。彼は、従業員を第一に考えることを信念とし、行動で示して見せました。例えば、夜中に整備士のところに赴き、話をしようとしたところ、問題が発生したので、一緒になって解決し、そのまま整備士とどこかに出かけてしまった。整備場には彼の車だけが残ったといった話があります。サポートし、勇気付けるために、他人のニーズに配慮し、予測を怠らない、こうしたことが効果的な関係構築につながっているという事例として説明を受けました。

コネクティングとは、自分に足りない部分を補ってもらう人とのネットワークを創り上げることです。

私はこのセンスメイキングとリレイティングがリーダーにとって重要だなと感じています。

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